[参加者略歴]
遠山昇司(さいたま国際芸術祭2020 ディレクター) 1984年熊本県生まれ。映画監督、プロデューサー。早稲田大学大学院国際情報通信研究科修士課程修了。2012年、初の劇映画『NOT LONG, AT NIGHT ―夜はながくない―』が第25回東京国際映画祭「日本映画・ある視点部門」に正式出品され、高い評価を得る。最新作『冬の蝶』は第33回テヘラン国際短編映画祭にてグランプリを受賞するなど海外でも高い評価を得ている。アートプロジェクト「赤崎水曜日郵便局」では局長・ ディレクターを務め、熊本県津奈木町にある海に浮かぶ旧赤崎小学校を再利用した本プロジェクトは全国で話題となる。同プロジェクトは2014年度グッドデザイン賞を受賞。精力的に映画制作を行いつつ、アートプロジェクトや舞台作品などの演出を手がけながら現在に至る。2018年度より、さいたま国際芸術祭2020ディレクターを務める。
写真提供:さいたま国際芸術祭実行委員会 中村政人(東京ビエンナーレ2020/2021 総合ディレクター、アーティスト) 1963年秋田県大館市生まれ。アーティスト。東京藝術大学絵画科教授。「アート×コミュニティ×産業」の新たな繋がりを生み出すアートプロジェクトを進める社会派アーティスト。第49回ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館(2001年)に出品。「The Ginburart」(銀座、1993年)、「新宿少年アート」(歌舞伎町、1994年)でのゲリラ型ストリート・アート展。1998
年からアーティストイニシアティブコマンドNを主宰。秋葉原電気街を舞台に行なわれた国際ビデオアート展「秋葉原TV」(1999-2000年)、「ヒミング」(富山県氷見市)、「ゼロダテ」(秋田県大館市)など、地域コミュニティの新しい場をつくり出すアートプロジェクトを多数展開。現在、東京の文化芸術資源を開拓する「東京ビエンナーレ」を展開することに挑戦している。
東京ビエンナーレ ディレクター陣と市⺠委員会(⼀部)、撮影:YUKAI 帆足亜紀(横浜トリエンナーレ組織委員会事務局プロジェクト・マネージャー/横浜美術館国際グループ兼学芸グループ グループ長) 1994年、シティ大学(ロンドン)にて博物館・美術館運営修士号取得後、アート・コーディネーターなどの仕事で美術のプロジェクトに携わる。国際交流基金のアジア地域の美術交流事業(1997-2010年)、ニッセイ基礎研究所のパブリックアート事業(2000-2002年)のほか、アーカスプロジェクトのディレクター(2003-2007年)を務める。2010年より横浜トリエンナーレ組織委員会事務局長補佐、2012年より同事務局長、2015年より横浜トリエンナーレ組織委員会事務局プロジェクト・マネージャー。横浜美術館国際グループ兼学芸グループ グループ長。通訳・翻訳も手がける。
ニック・ケイヴ
《回転する森》2016(2020年再制作)
©Nick Cave
ヨコハマトリエンナーレ2020展示風景
撮影:大塚敬太
写真提供:横浜トリエンナーレ組織委員会