開催概要

メインプログラム 参加アーティストOther Main Program Artists

「六本木アートナイト2022」で村上は、アーティストとしてだけではなく、プロデューサーとして自身がキュレーションしたアーティスト達と「ドラえもん」に挑み新作を制作します。それらの作品は六本木ヒルズアリーナ、東京ミッドタウン、国立新美術館、ラピロス六本木の4か所に展示予定です。
今を生きるアーティストが、伝説のアイコンとどのようにコラボレーションするのか、期待が高まります。

Photo by Claire Dorn ©Mr./Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.

Mr./ミスター

1969年キューパ生まれ。
1996年、創形美術学校卒業。
村上隆の一番弟子として20年以上を共に歩んでいる。
日本の原風景とアニメ、ゲームキャラクター風の少女を描く。
2019年にはファッションブランド「ミラ・ミカティ」とのコラボを行う。
国内にとどまらず海外での個展開催、アートフェアへの出展など精力的に活動している。

2006年
「Mr.」リヨン現代美術館(リヨン)
2014年
「Live On: Mr’s Japanese Neo-Pop」シアトル美術館(シアトル)
2017年
「コンビニが近くにある所で宙を舞う」リーマン・モーピン・ギャラリー(香港)
「ヨコハマトリエンナーレ2017 島と星座とガラパゴス」横浜美術館(横浜)
2019年
「ミスターのぶらり哀愁街角散歩」ペロタンギャラリー(パリ)
「A Call To Action」ギメ東洋美術館
2021年
「日常派」How Art Museum(上海)

Photo by Claire Dorn ©Aya Takano/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.

タカノ綾

1976年埼玉県生まれ。
1997年、美大在学中にデビュー。
日本の漫画や国内外の小説、神話の世界観などから受けるインスピレーションを源に独特のイマジネーション世界を創造する。海外での個展、グループ展多数、正統派の現代アーティストとして高い評価を受けている。
著作に「Tokyo Space Diary COSMIC JUICE」作品集に「すべてが至福の海にとけますように」など。

2006年
「タカノ綾」リヨン現代美術館(リヨン)
2010年
「Artiste du New Pop SWR3 2010」Frieder Burda美術館(バーデン=バーデン)
2012年
「Heaven Is Inside Of You」ペロタンギャラリー(マイアミ)
2015年
「The Ocean inside, The Flowers Inside」Johyun Gallery(釜山)
2019年
「UNIO MYSTICA」ペロタンギャラリー(ニューヨーク)
2020年
「Let’s make the universe a better place」ペロタンギャラリー(ソウル)
2021年
「beginning, liminal, ego」ペロタンギャラリー(香港)

Photo by RK(IG: @rkrkrk) ©MADSAKI/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.

MADSAKI/マサキ

1974年大阪府生まれ、1980年ニュージャージーへ渡米。
1996年パーソンズスクールオブアート、ファインアーツ卒業。2004年に帰国。
挑発的、風刺的なフレーズ、歴史上の名画を題材にしたシリーズを製作している。
近年は私小説的でプライベートな絵画シリーズも展開。
日本とアメリカにまたがる複雑なアイデンティティから生まれるテーマを大胆なスプレーワークを通じて表現する。

2016年
「WANNABIE’S COLLECTION」CLEAR EDITION & GALLERY(東京)
「HICKORY DICKORY DOCK」Hidari Zingaro(東京)
2017年
「HERE TODAY, GONE TOMORROW」Kaikai Kiki Gallery(東京)
2018年
「FRENCH FRIES WITH MAYO」ペロタンギャラリー(パリ)
2019年
「If I Had a Dream」ペロタンギャラリー(香港)
2021年
「Hello Darkness, My Old Friend (I’ve come to talk with you again)」ペロタンギャラリー (ニューヨーク)

Photo by RK(IG: @rkrkrk) ©TENGAone/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.

TENGAone/テンガワン

1977年生まれ。
東京を拠点に活動するストリートアーティスト。アーティスト名は「画が天職(天画)」から。
米軍基地のそばで育ち、生のグラフィティカルチャーに触れた経験は彼に大きな影響を与え、14歳でスプレーペイントを使ったグラフィティを自ら制作し始める。
アパレルのグラフィックデザイナー、またWEBデザイン会社での勤務を経て、2007年にアーティストとして正式に活動を開始。
街中のグラフィティ、商業および公共施設の巨大ミューラル、スカルプチャー、グラフィックデザインなど、制作のジャンルは多岐にわたり、ギャラリーやアートフェアでもその作品を目にすることができる。

2011年
「IUTER GRAND OPENING」(ミラノ)
2017年
「Fabrication」BLOCK HOUSE(東京)
2018年
「BEYOND THE STREETS」(ロサンゼルス)
「盲点 -BLIND SPOT-」Kaikai Kiki Gallery(東京)
2019年
「BEYOND THE STREETS」(ニューヨーク)

Photo by IKKI OGATA ©Emi Kuraya/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.

くらやえみ

1995年神奈川県生まれ。
多摩美術大学絵画学科油画専攻卒業。
彼女にとって少女を描くという行為は、日々感じた事や目にしたものを日記に書き留めるような行為で、ひとりの少女の中に彼女が見てきた様々な人物やイメージが集合体となって現れる。彼女が描くその少女達は、鑑賞者と絵画を繋ぐ役目を果たすだろう。

2017年
「コミックアート展」銀座モダンアート(東京)
2018年
「StageIV」新宿眼科画廊(東京)
「Inside Outside」Hidari Zingaro(東京)
2019年
「凪をさがして」Kaikai Kiki Gallery(東京)
2021年
「Window and Scales」ペロタンギャラリー(ソウル)
2022年
「Long Vacation」ペロタンギャラリー(上海)

Photo by Hiroki Tadano ©ob/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.

ob/オビ

1992年生まれ。
大学生当時、学校の所在地、京都を中心に活動し、イラストコニュニケーションサービスpixivで同世代の作家とコンタクトし、数回のキュレーション展を制作、開催し、脚光を浴びる。
ゲームやSNSを身近に育った新世代アーティストといえる。大きな瞳の少女をモチーフに繊細で幻想的な世界を表現する。
2013年にはshu uemuraとコラボ、2020年には蜷川実花監督が手掛けるNetflixオリジナルドラマ「FOLLOWERS」へ劇中作品を提供した。
近年は海外のアートフェアにも多数出展している。

2010年
「飽和」0000Gallery(京都)
2011年
「Oblaat」Hong Kong International Art Fair(香港)
2013年
「乙女の祈り」Kaikai Kiki Gallery(東京)
2017年
「あわいにゆれる光たち」Kaikai Kiki Gallery(東京)
2020年
「螺旋と春」Kaikai Kiki Gallery(東京)
2021年
「Your, My, Story」ペロタンギャラリー(ニューヨーク)

Photo by Claire Dorn ©Otani Workshop/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.

大谷工作室

1980年滋賀県生まれ。
2005年より屋号として「大谷工作室」を掲げ、滋賀県信楽を拠点に陶、木、鉄など様々な素材による器、オブジェを制作している。荒目の土の表情を生かしながら焼き締められた作品は外見のかわいらしさとともに彫刻として独特の存在感を放つ。

2008年
「陶の仕事展」トライギャラリー(東京)
2011年
「大谷工作室のうつわ展~OFF BEAT~」ギャラリーうつわノート(埼玉)
2014年
「大谷工作室展」t.gallery(東京)
2016年
「僕が17歳の時、ジャコメッティの話を美術の先生に聞いて、彫刻に憧れて、僕は今、彫刻を作ってます」
Kaikai Kiki Gallery(東京)
2019年
「Contes d’Awaji」ペロタンギャラリー(パリ)
2020年
「なるべくなるなれ ならざるもなるべけんや なられっちょ」ペロタンギャラリー(ニューヨーク)
2021年
「Like a talisman」ペロタンギャラリー(上海)

Photo by Kentaro Matsumoto ©Chiho Aoshima/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.

青島千穂

1974年東京都生まれ。
デヴュー時にはAdobeのIllustratorを駆使したクロモジェニック、プリントアウト作品が主流だったが、その後デジタルアニメーション、彫刻作品を経て直筆の作品へと移行してきた。
その画の内容は日本的な妖怪と墓場の亡霊、つまり、異界との対話がメインであり、極めてパーソナルな心象風景に集中している。
そのためか、10年以上、墓場の横に住み続けてきた。時として残酷な人間が切り刻まれるカタストロフシーンや、自然が荒れ狂う災害のイメージが、暴力的な色合いと相まって野蛮で恐ろしい心の吐露かと思われるが、逆に作家本人のそうしたこの世の恐怖へのプリミティヴな反応が、そのまま出て来ていると言えよう。

2006年
「Chiho Aoshima」リヨン現代美術館(リヨン)
2007年
「Chiho Aoshima: City Glow」ヒューストン近代美術館(テキサス州ヒューストン)
2008年
「Horror and seduction」Fundació Joan Miró(バルセロナ)
2015年
「REBIRTH OF THE WORLD」シアトル美術館(シアトル)
2019年
「Japan Supernatural」ニュー・サウス・ウェールズ州立美術館(シドニー)
2020年
「Our Tears Shall Fly Off Into Outer Space」エマニュエル・ペロタンギャラリー(香港)

© Kasing Lung. All rights reserved.

Kasing Lung

1972年香港生まれ。
幼い頃にオランダへ移り住み、現在はベルギー在住。
子供向け本のイラストレーター。
2011年からHow2Workとコラボを開始し、絵本「My Little Planet」を台湾で出版。
2014年には作家ブリジット・ミンネとコラボし、絵本「Lizzy Will Danssen」をベルギーにて出版。その後世界各国で翻訳され刊行された。
フィギュアの制作も盛んで、「Labubu」は絶大な人気を博し、「The Monsters」のシリーズからはこれまでに300を超えるバリエーションがリリースされた。2016年以降、ペインティングとドローイングアートに集中している。

2014年
「My Little Planet」Paradise(台北)
2017年
「De Kleuren Monsters」海港城美術館(香港)
2018年
「Kasing’s Room 237」靠辺走芸術空間(台北)
2019年
「The Monsters and The Cosmic Stars」JPS Art Gallery(東京)
2020年
「THIS IS WHAT IT FEELS LIKE」Hidari Zingaro(東京)
2022年
「-+」Kaikai Kiki Gallery(東京)

©T9G

T9G

トイフィギュアの造形師で培った技術を活かし、造形作家として数々の作品を発表している東京在住のアーティスト。ドールアイを主に使用し、独特な世界観を具現化した立体造形作品を制作。
台湾、香港、シンガポール、アメリカ、タイ、韓国、上海など国内外にて個展やグループ展、アートトイフェアの参加など精力的に活動。オリジナルキャラクターのアートトイも多数発表し国内外で高い評価をされている。

2008年
「T9G MUSEUM `08″」メディコム・トイproject1/6(東京)
2009年
「T×T」アメリカ西海岸のアーティストTIM BISKUPとの二人展 STITCH TOKYO(東京)
2012年
「atelier」アパレルセレクトショップAndA(東京)
「TxB」ポートランドのアーティストBwana Spoonsとの二人展 TOY ART GALLERY(ロサンゼルス)
「T9G’s ART EXIBITION 2012」渋谷西武百貨店(東京)
2013年
「T9G’s ART EXIBITION TAIWAN 2013」台北、台中、高雄にて3都市巡回展(台湾)
2018年
「ARTIFACT」DOTDOTDOT GALLERY(香港)
2019年
「UNWRAPPED」グループ展 JPS GALLERY(東京)
「SxT BangKok」J.P.TOYS Gallery 画家ナカザワショーコとの二人展(タイ)
2021年
「S×T ZINGARO」Hidari Zingaro(東京)

©Shoko Nakazawa

ナカザワショーコ

1972年生まれ 東京在住。
幼少期より昆虫、生物、怪獣に多大な影響を受けながら育ち、グラフィックデザイナー、イラストレーターを経て近年は絵画の他、2014年からソフビ怪獣制作(デザイン、原型制作)を開始。
可愛い怪獣をテーマに日本だけでなくアジアを中心に欧米でも個展やイベントで活動中。
BEAMSや MILKBOY 等アパレルブランドとのコラボレーションや限定商品の企画なども人気を博している。
代表作に「山椒魚怪獣バイロン」「シードラス」、造型作家T9G氏とのコラボレーション怪獣「ランジロン」等がある。

2017年
「SxT Seoul」TOY REPUBLIC (ソウル)
2018年
「Amphibians」MILKBOY (東京)
2019年
「SxT Bangkok」J.P.TOYS Gallery (タイ)
「BEASTS IN THE LOWEREAST」MYPLASTICHEART (NY)
「CAMBRIAN」Dot Dot Dot Gallery (香港)
2021年
「S×T ZINGARO」Hidari Zingaro(東京)

Photo by Fusako Murata ©Shin Murata/Kaikai Kiki Co., Ltd. All Rights Reserved.

村田森

1970年、京都生まれ。
1993年に京都精華大学陶芸科を、翌年には同研究科を卒業。荒木義隆に師事した後に独立。
2003年に京都市北区に築窯し、年間10回以上日本各地で個展を開いてきた人気作家でありながら、2016年より新作の発表を止め、自身のものづくりを深く掘り下げてきた。
そして3年間の準備期間を経て、2020年に料理とうつわの究極の調和を求めて、陶芸術や書、絵などを展示、販売するプラットフォーム「となりの村田」を、村田扶佐子夫人と、村上隆とともに立ち上げた。カイカイキキがその運営をサポートする。

1999年
「村田森陶展」ギャラリーにしかわ(京都)
2012年
「村田森陶展」トライギャラリー(東京)
「村田森展」鎌倉芸術館(神奈川)
2013年
「高麗への想い。務安からのはじまり」Kaikai Kiki Gallery(東京)
2019年
「2019年秋の整理整頓」トノト(京都)
2020年
「ムアンから雲ヶ畑へ」となりの村田(京都)

©Yuta Hosokawa

細川雄太

1982年10月27日生まれ。大阪府出身。
2013年、アップサイクルブランド「READYMADE」をスタートし、バッグを発表。
そのバッグが米ロサンゼルスのセレクトショップ、マックスフィールドで発売されたことをきっかけに、アメリカで知名度を上げ、その後日本で人気を博した。
2020年秋、ロサンゼルスを拠点にマルチビジュアルアーティストとして活動するCali Thornhill DeWittと共に「©SAINT Mxxxxxx」 を立ち上げ、デビューと共に完売続出するブランドとなった。
2021年春には「READYMADE」より、ペットボトルのキャップをリサイクルして制作した椅子を発売するなど、アパレルに留まることなく制作の幅を広げている。

2021年
「-YES-」Kaikai Kiki Gallery(東京)