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国立新美術館

三原聡一郎「空白のプロジェクト#4 想像上の修辞法」

三原聡一郎《空白のプロジェクト#4 想像上の修辞法》2016年
対馬アートファンタジア協力 撮影:山本糾

[日時]
9/14(水)~9/19(月・祝)
[場所]
国立新美術館 館内各所
[参加料]
無料
《想像上の修辞法》は、東日本大震災後に作家が開始した「空白のプロジェクト」の完結作であり、鳥のさえずりのような音を発生させる「バードコール」という音具を応用した装置を用いたサウンドインスタレーションです。木片に挿入したボルトを、プログラミングされたモーターによってランダムに回転させることで、摩擦音を生じさせています。人間にとって有機的なさえずりとして聞こえていた音が、人工物から無作為に発せられていたと認識した瞬間に、どのような反応をするのでしょうか。各所で鳴る音に耳を澄ましながら、注意深く会場内を巡っていただきたいです。

アーティスト情報

三原聡一郎

1980年東京都生まれ、京都府在住。音、泡、放射線、虹、微生物、苔、気流、電子などとメディアテクノロジーを融合することで、物質や現象を「芸術」に読みかえる方法を模索している。おもな展示に「日産アートアワード2020」(ニッサン パビリオン、2020)「はかなさへの果敢さ」(国際芸術センター青森[ACAC]、2019)、「青森EARTH2019:いのち耕す場所 -農業がひらくアートの未来」(青森県立美術館)など。