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国立新美術館

国立新美術館開館15周年記念 李禹煥 企画展

李禹煥、鎌倉にて、2022 年
Photo© Lee Ufan, photo: Shu Nakagawa

[日時]
8/10(水)~11/7(月)10:00~18:00(最終入場17:30)
※毎週金・土曜日は10:00~20:00(最終入場19:30)
※休館日:毎週火曜日
[場所]
国立新美術館 企画展示室1E
[参加料]
一般 1,700円、大学生 1,200円、高校生 800円
戦後日本でもっとも重要な美術動向のひとつ「もの派」を代表する美術家、李禹煥(リ・ウファン、1936年生)の大規模な回顧展を開催します。
韓国の慶尚南道に生まれた李は、1960年代末から1970年代初頭にかけて、自然や人工の素材を節制の姿勢で組み合わせ提示する「もの派」を、作品制作だけでなく著述においても牽引しました。
東京では初めての回顧展となる本展覧会では、李の創造の軌跡をたどるとともに、新たな境地を示す新作も発表されます。

アーティスト情報

李禹煥

李禹煥(リ・ウファン) 1936年、韓国慶尚南道に生まれる。ソウル大学校美術大学入学後の1956年に来日し、その後、日本大学文学部で哲学を学ぶ。1960年代末から始まった戦後日本美術におけるもっとも重要な動向の一つ、「もの派」を牽引した作家として広く知られている。1969年には論考「事物から存在へ」が美術出版社芸術評論に入選、1971年刊行の『出会いを求めて』は「もの派」の理論を支える重要文献となった。『余白の芸術』(2000年)は、英語、フランス語、韓国語等に翻訳されている。50年以上に渡り国内外で作品を発表し続けてきた李は、近年ではグッゲンハイム美術館(ニューヨーク、アメリカ合衆国、2011 年)、ヴェルサイユ宮殿(ヴェルサイユ、フランス、2014年)、ポンピド ゥー・センター・メッス(メッス、フランス、2019 年)で個展を開催するなど、ますます活躍の場を広げている。国内では、2010年に香川県直島町に安藤忠雄設計の李禹煥美術館が開館している。