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坂根大悟「東京曼荼羅」
六本木アートナイトデジタル 2022
「オープンコール・プロジェクト」採択プログラム
この作品は動的平衡的映像空間を追い求める作者の脳内で再構成された東京を表現したものです。東京は常に破壊と創造が高速で行われている街です。こうした相反するものを表現するためにコラージュとサイケ表現を用いました。コラージュ表現は現実世界で、決して同居しないものを同居させることができます。歌舞伎町の空に猫が浮き、それも花火のように散り、またすぐ別の花が咲く。そのコラージュにサイケ表現を施し、境界をあいまいにしました。可能性と創造と破壊と極彩色を持つ広告爆走都市東京への愛をここに。
アーティスト情報
坂根大悟
1995年生まれ。大阪府と埼玉県出身。映像作家。学習院大学文学部史学科在学中は映画史を研究。コラージュやグリッチ表現を多用した相反しているものが共存している空間や映像を制作。それを作者は「動的平衡的映像空間」と呼称する。2021年監督・編集・脚本・撮影の「電光石火」がゆうばり国際映画祭のインターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門選出。