先行展示プログラムAdvance Exhibition Program
「六本木アートナイト2023」では 先行して六本木の各所で設置・開催するアートナイトのプログラム を「先行展示プログラム」として展開します。設置期間を広く設定することで、 多くの皆さまに六本木アートナイトをお楽しみいただける機会をつくります。
エマニュエル・ムホー 《100 colors no.43「100色の記憶」》
100色で彩られた層が織りなす、記憶を辿るインスタレーション。小さな数字が幾重にも重なり合い、年号が浮かび上がります。西暦が刻まれた100色の層は、奥に流れるにつれて年月が遡る「記憶」を視覚化します。一番手前の層は2023年現在の新たな記憶を「白」で表現し、100色のグラデーションが過去の時の流れを演出します。この色とりどりな記憶の空間に人々が集まり、思いを馳せる場所となりますように。
鴻池朋子《皮トンビ》(国立新美術館)
絵画、彫刻、パフォーマンスなど様々なメディアと、旅によるサイトスペシフィックな表現で芸術の根源的な問い直しを続ける鴻池朋子。《皮トンビ》と併せて《狼ベンチ》が展示されるなど、動物をモチーフとした作品が放たれます。
※毎週金・土曜日は10:00~20:00
※休館日:毎週火曜日
5/27(土) 10:00~22:00、5/28(日) 10:00~18:00
※野外作品は、5/27(土)22:00以降も観覧可
うらあやか 《蜂と関わろうとする身振り(適正な関係は壊されてしまった..)》
人間が熊蜂と関わりを持とうとする、その様子がダンスのように記録された連続写真を、ビルボード広告の形式で屋外展示します。近づきあう人と蜂の身体は、それぞれが嫌がってかわしあったり、かわした結果同じ方向へ動いたり、時にバランスを崩したりします。他者と適正な距離を保とうとするとき、互いが触発しあうことで生じる関係性について、国立新美術館の過去と現在を象徴する2つの建築のあいだで問いかけます。
※毎週金・土曜日は10:00~20:00
※休館日:毎週火曜日
5/27(土) 10:00~5/28(日) 18:00
うらあやか 《〈欲望〉について(生きることについての憶測:ホイアン(ベトナム)の犬の場合)》
野良犬、あるいは、うらあやかに引っ張られながら、ベトナム・ホイアンの街を歩きます。異なるものに出会うことによって駆動される〈移動すること=生きること〉の連鎖的欲望システムを可視化した、2台のモニターを用いた映像インスタレーション。
※毎週金・土曜日は10:00~20:00
※休館日:毎週火曜日
5/27(土) 10:00~22:00、5/28(日) 10:00~18:00
しばたみづき 《つぼなんかをつくる》
人と自然との関係への関心が高まる昨今、しばたみづきは一貫して、自然の中の大いなる流れを捉えようと制作を続けてきました。今回、国立新美術館の敷地内で採取した土や水を主な素材に、館内の屋上庭園に生える竹林とコラボレーションしたインスタレーションを制作します。会期初日から制作を始め、最終日まで継続しますが、これはしばたが素材や周囲の環境との関係を構築していく過程であり、六本木という都会の只中で自然との繋がりを見出そうとする挑戦そのものを作品として提示する試みです。
※毎週金・土曜日は10:00~20:00
※休館日:毎週火曜日
5/27(土) 10:00~22:00、5/28(日) 10:00~18:00
※六本木アートナイト当日を含む会期中に制作パフォーマンスを開催します。日時の詳細は国立新美術館のウェブサイトやSNSにて掲載予定。
築地のはら 《ねずみっけ》
国立新美術館では、パブリックスペースを活用した「NACT View」シリーズの第2回として、2次元と3次元の融合をテーマに新しい切り口の作品を制作するアニメーション作家・築地のはらによるプロジェクションマッピングとARアニメーションの展示「ねずみっけ」を開催しています。アートナイトの期間中は特別バージョンのアニメーションを展示します。
※毎週金・土曜日は10:00~20:00
※休館日:毎週火曜日
5/27(土) 10:00~22:00、5/28(日) 10:00~18:00
江頭誠 《DXもふもふ毛布ドリームハウス》
一人暮らしの部屋に友人が来たとき、実家から持ってきた毛布をダサいと言われ、今まで気に留めていなかったロココ調の花柄が急に恥ずかしく、意識せざるを得ないものになり、作品に使用するようになりました。昭和43年頃から日本で生まれた花柄毛布は、憧れの西洋の高級感を演出することによって当時の人々の日本の文化にグラデーションのように溶け込み共存してきました。
今回は時代と共に変化していく憧れの生活様式を表現しているリカちゃんハウスをモチーフに、かつての憧れの西洋の高級感を演出した花柄毛布で憧れのドリームハウスを作ります。
大小島真木 + Maquis 《SHUKU》
直径1メートル超のミラー貼りの正十二面体オブジェを中心に、ガラス造形、鉄工、植物、LED照明、音響などを交えて展開するミクスドメディアのインスタレーション。本作では、日本各地に伝わる謎の古神である“シュク”の現代的な憑座として、自然物と人工物、有機物と無機物、人間と他種が境なく混じり合った「サイボーグとしての御神体」が表現されています。
ナカミツキ《NEW MIX》
ナカミツキは、音楽についての考察が人を深く知ることに繋がると考え、モチーフは躍動感のある楽器と衝動的に動く手足を描いています。アートナイトでは、多種の楽器を人に例え、重なり、共鳴、交差を描き、文化都市として発展する六本木の街の様子や街の人々のコミュニケーションを作品を通して見ることができます。
松田ハル《A Whole New World》
松田ハルは人間の身体やフェイクグリーンを3DスキャンしたものをVR上で加工し、また、シルクスクリーン印刷や彫像へのドローイングによって、現実空間にイメージを複写する。近年では平面作品の他に映像、彫刻等も制作。
特定非営利活動法人 虹色の風 《Passion-内在する情熱》
都会ではあらゆる物が混在し、喧騒の中に絶妙なバランスを保ちながら溶け込んでいます。でも、そんな街にも確かに季節は巡り、全ての生き物たちは命の波動を刻みながら、見過ごしてはいけない大切なドラマを日々繰り広げているのです。今展「Passion-内在する情熱」では目まぐるしい日常の中で、揺り動かされる感情を心の内に秘め、自分ではどうにもならないこと、到底超えられないものに抗いながらも真摯に向き合い制作し続けている作家たちの作品を紹介します。
Mirko Ilić/日本:Aya Komboo, Matthew Waldman, 慶應大学大学院メディアデザイン研究科SAMCARA Lab.《トレランス・ポスター展 2023》
「カラーレンズはもう古い!」世界40カ国、150回以上開催され、地球上で拡散を続けるポスター展が日本初上陸。アイラブNYのミルトン・グレイザーを始め、国際色豊かなアーティスト200名以上による「トレランス」をテーマにした多彩な作品が集結します。今回はその一部をご紹介!国内ではLGBTQやジェンダーバランスの不均衡が注目される一方、人種、国籍、年齢、宗教など、本来あらゆる多様性が世界中に存在します。本展は回を重ねながら、色眼鏡をかけることのない自由な対話の機会を増やしていくことを目的としています。
スマート街路灯展覧会
六本木商店街振興組合が設置しているスマート街路灯のデジタルサイネージを使って、六本木フォトコンテストや六本木デザイナーズフラッグ・コンテストの優秀作品を掲載展示いたします。
ヘザウィック・スタジオ展:共感する建築
ロンドンを拠点に世界各地で革新的なプロジェクトを手掛けるデザイン集団、ヘザウィック・スタジオ。今秋開業する麻布台ヒルズの低層部を含む、主要プロジェクト28件を総覧する日本で初めての展覧会です。人間の心を動かす優しさ、美しさ、知的な興奮、そして共感をもたらす建築とは何かを探ります。
主催:森美術館
※「六本木アートナイト 2023」開催に伴い、5/27(土)は翌6:00まで開館延長
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/heatherwick/
井上裕起 《salaMandala / BOADER》
salamander(山椒魚)をモチーフに、「進化」をテーマとして、現代の世相をシニカルかつユーモラスに表現する現代美術家、井上裕起。今展では、今なお世界中に蔓延している閉塞感や危機感を、境界線という仕切りに隔てられる事によって生じた、内と外という空間に目をむけて制作された作品を展観する。
森美術館開館20周年記念展 ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会
現代アートを美術や図画工作といった教科の枠組みから解き放ち、「国語」、「社会」、「哲学」、「算数」、「理科」、「音楽」、「体育」、「総合」の8つの科目別のセクションで紹介。50組を越えるアーティストの作品を通して未知の世界に出会い、学ぶ、まさしく美術館がすべての人に開かれた「世界を学ぶ教室」となる展覧会です。
※火曜日のみ17:00まで(最終入館 16:30)
※会期中無休
※「六本木アートナイト 2023」開催に伴い、5/27(土)は翌6:00まで開館延長
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/classroom/
中田愛美里、片貝葉月、studio SHOKO NARITA、馬蹴れんな、井村一登、平野利樹 《Street Museum 2023》
東京ミッドタウンでは、2008年より毎年、若手アーティストを応援するコンペ「TOKYO MIDTOWN AWARD」を実施しています。Street Museumでは、昨年の本アワードアートコンペを受賞した6組のアーティストが新作を発表します。それぞれの作家が、自己や自身の関心事を徹底して探究し生み出された作品を通して、想像力や感覚をひろげてみませんか?
Yugo Kohrogi 《/72》
例えば「色」について考える時、汚い色もきれいな色も実は存在しないように、そこにあるのは汚くみえる、或いはきれいにみえる、色彩の関係性のみです。基準が定まることで、今まで気づかなかったものが見えるようになることがありますが、一方で、感情のように測ることのできない存在もまた、とても尊いものに思えます。こうした何気ない日常の機微が、僕とこの世界との関わりを支えています。
吹きガラス 妙なるかたち、技の妙
熔けた熱いガラスに息を吹き込んで器物を成形する吹きガラス。ガラスという素材の性質を活かした吹きガラスの登場は、ガラスならではの〈かたち〉の誕生でもありました。本展では、吹きガラスならではの表現を生み出した作り手の〈技〉を切り口に、古今東西の特色ある吹きガラス作品をご覧いただきます。あわせて、現代のガラス作家らによる技法研究の成果をご紹介し、かつての名もなき吹きガラス職人たちの創意工夫に迫ります。
(最終入館は閉館30分前)
※休館日:毎週火曜日
※ただし、5/2(火)は開館、6/20(火)は18時まで開館
The Original
本展では、世の中に深く影響を与えるデザインを「The Original」と定義し、紹介します。会場では、デザインの第一線で活躍する3名—土田貴宏、深澤直人、田代かおるによって選ばれた、家具、食器からテキスタイルや玩具など約150点のプロダクトを展示します。その魅力を伝える写真やテキストなどを通して、「The Original」の背景にある考え方をあますところなく紹介します。
※休館日:毎週火曜日
5/27(土) 10:00~22:00(最終入場21:30)
ルーヴル美術館展 愛を描く
人間の根源的な感情である「愛」は、古代以来、西洋美術の根幹をなすテーマの一つでした。本展では、ギリシア・ローマ神話の神々の愛、現実に生きる人間たちの愛、キリスト教の愛など、様々な愛がどのように表現されてきたのか、ルーヴル美術館の膨大なコレクションから精選された73点の絵画を通して浮き彫りにします。16世紀から19世紀半ばまで、ヨーロッパ各国の主要画家による愛の表現の諸相をお楽しみください。
※毎週金・土曜日は10:00~20:00(最終入場19:30)
※休館日:毎週火曜日 ただし、5/2(火)は開館。
<公募展> 第118回 太平洋展
※休館日:毎週火曜日
※最終日5/29(月)は15:00(最終入場14:30)まで
※5/27(土)~5/28(日)の期間中は、一般・大学生300円
<公募展>75回記念 三軌展
※休館日:毎週火曜日
※最終日5/29(月)は15:00(最終入場14:30)まで
※5/27(土)~5/28(日)の期間中は、一般・大学生300円
<公募展> 第13回 世界平和芸術家協会展
※休館日:毎週火曜日
<公募展>第45回 日本新工芸展
※休館日:毎週火曜日
※5/27(土)~5/28(日)の期間中は、一般300円・大学・高校生・65歳以上は200円