開催プログラム一覧

M02

東京ミッドタウン

久保寛子《あおぎつね》 長期展示プログラム

《あおぎつね》(イメージ図)2024年

[日時]
9/27(金)〜10/14(月・祝) 11:00〜23:00
[場所]
東京ミッドタウン ガレリアB1階
[参加料]
無料
竹林の前に座る青い動物は、田畑の獣害対策やビルの工事現場でよく使われている防風ネットやワイヤーメッシュを使って作られた狐です。港区・六本木エリアには狐坂や狸穴(まみあな)町などの地名に見られるようにキツネや狸にまつわる伝承、さらに狐を祀る稲荷神社が多く存在します。都会の人々が行き交う中に佇む青い狐は、人工的な都市空間で消えゆく野生動物の存在や、動物と人間の関わり合いから生まれた古い信仰の形を想起させます。

アーティスト情報

久保寛子

1987年広島県生まれ、千葉県在住。テキサス・クリスチャン大学美術修士課程修了。古代から伝わる神話や偶像をテーマに、現代社会で一般的に使用されているブルーシートや鉄などの素材を用いて彫刻作品を制作しています。近年の主な個展に「鉄骨のゴッデス」(2024年、ポーラ ミュージアム アネックス、東京)など。「瀬戸内国際芸術祭2016」や「さいたま国際芸術祭2020」など多数の芸術祭にも参加。