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街なか各所
シン・チー(辛綺)《光るガジュマルの木の下で》 RAN FOCUS
- [日時]
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9/27(金) 17:30〜23:00
9/28(土) 16:00〜23:00
9/29(日) 16:00〜20:00
- [場所]
- イグノポール2階
- [参加料]
- 無料
シン・チー(辛綺)は、蛍光塗料を施したワイヤーや金属、ブラックライト(UVライト)などを使い、自然光の入らない屋内に昆虫や植物などの有機体を主題にした新作インスタレーション《光るガジュマルの木の下で》を発表。気候が温暖な台湾では、ガジュマルの木陰で人々が集まり、多様な意見や視点を共有します。伝説によるとこの木は魂を集めると言われ、人々に畏怖の念を抱かせると同時に、長寿と繁栄の象徴ともされています。有機体や生態系を光で表現した「光のエコシステム」とも呼べる本作品は、都市の中に静寂で創造性に満ちた空間を作り出し、失われつつある自然の姿や人々の繋がりを私たちに思い出させます。
アーティスト情報
シン・チー(辛綺)
シン・チー(辛綺、1993年生まれ)は、国立台南大学で水墨画を学び、2016年に「フェイク・ファイヤー・アトリエ(艸非火工作室)」を共同設立。以降、作品制作やキュレーションなど精力的に活動しています。彼女は、幼少期に過ごした台北での都市環境や風景の急激な変化から距離を置き、常に自身の生活を取り巻く時間や空間を守ろうとしてきました。近年では環境アートやランドスケープ・インスタレーションの制作を通じて「消えゆく風景」を表現しています。