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2021年2月27日公開
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Detail
日に向かう朝月を謳った短歌に想を得て、この世界を常に新鮮に見つめて 受け止め、希望を持つ繊細な感情を表現した。
朝月の 日向黄楊櫛 古りぬれど 何しか君が 見れど飽かざらむ(万葉 集、柿本人麻呂)
有明の月が、昇る太陽と向かい合うという 日向産の黄楊(つげ)の櫛はもう 古びてしまいましたけれど、あなたのことはいつまで見つめていても見飽 きることがないのです。
冬の日の早朝、正に始めの撮影のために山頂に到着した私たちは、朝日に 輝く月を目にし、魅了されたのである。月のイメージは私たちをこの短歌 に導き、ビデオ創作を完成させた。
ポストエフェクトは使用せず、手作業による映像効果のみを演出に使用しました。
Artist
ROPPONGI ART NIGHT SPIN-OFF PROJECT