
Nikki Maloof, Pink Table, 2025. Oil on linen, 177.8 × 127 cm. Courtesy of the artist and Perrotin
Information
9/26(金) 11:00〜20:00
9/27(土) 11:00〜20:00
9/28(日) 休廊
東京都港区六本木6-6-9 ピラミデビル1F
03-6721-0687
Detail
ペロタン東京はこのたび、ニッキー・マルーフとステフ・ファン個展を9月10日より開催いたします。会期は2025年9月10日(水)~ 10月25日(土)です。それぞれのアーティストの日本初の個展となります。
米国・マサチューセッツを拠点に活動するニッキー・マルーフの絵画は、心の中に広がる世界を映し出します。空想の部屋や動物たちが、人間が経験する孤独な感情を代弁しています。マルーフの作品は、実存的な孤独を表現しつつも、ユーモアあふれる気まぐれな筆致と鮮やかな色彩で、その孤独を和らげています。肉を描いたうねるような線、猫の鳴き声を遠吠えと勘違いしたり、目の前でさばかれて滑稽なほどに幻滅した魚など、これらの描写は、作品が持つ悲しく時に残酷な雰囲気に私たちの目を向けさせます。同時に、大胆な筆遣いと色彩が、これらの暗いイメージを打ち消そうと試みているのです。この自虐的なメロドラマは、人生に対する両義的な見方を提示し、「泣きながら笑う」といった複雑な感情を表現しています。
ロンドンを拠点とする台湾系アーティスト、ステフ・ファンの個展「When an Encounter Takes Place」は当ギャラリー初展示となります。今回は、彫刻とインスタレーション作品を中心とした展示となります。「物質性の詩人」として知られるファンは、ファウンド・オブジェクトと可塑性のある素材を用いて制作を行い、その遊び心に満ちた彫刻と独創的なアッサンブラージュは、社会における人々の普遍的な体験を素材としています。
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