
小野海 《Prism-Aureola》
長期展示プログラム / インスタレーション
Information
9/26(金)〜10/5(日) ※時間未定
六本木ヒルズ ウエストウォーク2階
無料
Detail
《Prism-Aureola》は日常生活の中で自然と人が交わる瞬間に着目し制作した巨大な彫刻作品です。雲、雨、虹などの空に由来するモノをモチーフに、空の営みを“時間の具現化”と捉え、空から地上へと降り注ぐ現象が彫刻装置の中で重力と共に再構成されています。小野自身は「美しいモノは日常の中に沢山ある。欲張らず、自分の周りにあるモノに気付くこと、そしてそれらをちゃんと見ること。この作品がきっかけになればと思う」と語っています。
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Artist
小野海
高校在学時から石膏、テラコッタ、FRP、紙など作品ごとのテーマに合わせた様々な素材を使って彫刻を制作。東京藝術大学入学後は“意図して生み出されたモノの中にある美しさと違和感の混在”をテーマに、主に人の暮らしに関わる動物をモチーフとした塑像による具象彫刻を制作。その後、素材の幅をさらに広げアクリル毛糸を使った作品《Prism Series》を展開。学部卒業時に制作した視覚効果を用い、錯覚を引き起こすことで立体が平面に見える作品《Prism-Rainbow Mountain》、日常生活の中で自然と人が交わる瞬間に着目し制作した巨大な彫刻で大学院修了制作である《Prism-Aureola》、観葉植物をモチーフにしたシリーズ《Prism-implant》などを制作してきた。現代社会におけるSNS・メディア社会における彫刻の新たな可能性を自然科学の観点や錯視効果などを用いながら研究している。