- 六本木アートナイトとは
- 開催概要
- ごあいさつ
六本木アートナイト実行委員長 南條史生(森美術館館長)
今年もいよいよ六本木アートナイトの季節がやって来ました。
このイベントは、2009年にスタートしたアートの祭典で、六本木エリア全体が多様なアートで埋め尽くされます。
昨年の冬、私たちは第3回の六本木アートナイト開催のために、忙しく準備をしていました。ところが3月11日に東日本大震災が発生、その結果、予定していた六本木アートナイトは、電力問題、余震の大きさ、そして多くの被災者の方々の心情に鑑み、中止いたしました。
あれから1年が経とうとしています。その間、私たちは、様々な方々と意見交換や議論を重ね、アートがどのように多くの皆さんを元気付けることができるのか、考えてきました。そして2012年は、「アートでつくろう、日本の元気」をテーマに、改めて第3回六本木アートナイトを開催する運びとなりました。
今回は、昨年展示が出来なかった、多くの作品が満を持して登場します。また、それに加えて、東日本大震災に鑑みたアートプロジェクトも取り上げます。会場では、国際的に評価の高い草間彌生が、バルーンを用いた大作を発表する他、震災関連プログラムとして、東北地方など被災地域や人々と関わったアート作品を展開してきた、複数のアーティストたちの取り組みも紹介します。
アートで日本を元気にしたいという私たちの思いを、六本木で多くの皆さんと共有し、六本木アートナイトが、東北地方を元気にし、新しい日本を考えるきっかけとなれば、これ以上の喜びはありません。
アートで日本の未来を拓きましょう。
2011年12月17日
六本木アートナイト実行委員会
実行委員長 南條史生