© Pascale Cholette
ヨアン・ブルジョワ・アートカンパニー 《オープニング》
[広域]RAN FOCUS
Information
未定
六本木ヒルズアリーナ
無料
Detail
オープニング
フィリップ・グラスの楽曲『Opening』の運動性に着想を得たこの作品は、どこにも辿り着かない階段を用い、上昇と下降を繰り返しながら、人間の存在における軌跡をシンプルかつ力強く表現しています。そこでは、可逆性をめぐる遊びによって、時間のクロノロジーが破綻させられます。
見えない隔たりの上で、ある登場人物が虚無をすり抜け、重力と無重力の法則を巧みに操りながら、平衡と不平衡の狭間にある「自由の境地」へと到達しようと試みます。
この視覚的詩編の中心となるのは、「宙吊りの点」へと向かう、心を揺さぶるような眩暈を誘う進行です。それは、身体が到達しうる最高点まで登り詰め、しかしまだ回避不能な落下が始まってはいない、あの精密で儚い一瞬のことなのです。
Map
Artist
ヨアン・ブルジョワ・アートカンパニー
ヨアン・ブルジョワは、異なる芸術的アプローチの境界線を打ち破ることに挑み続けています。
彼の独自のメソッドは、唯一無二の現象を際立たせる物理的な「通路」として具現化され、それが彼を膨大なバリエーションの空間構想や、無限に広がる動きの変化へと突き動かしています。彼の作品世界は、生涯をかけて留まることなく続けられる創造プロセスの結実であり、彼はそれを「到達不能なサスペンション・ポイント」という言葉で表現しています。
数々の著名な振付家との共演を経て、ブルジョワは2010年に自身のカンパニーを設立しました。2016年から2022年にかけてはグルノーブル国立振付センター(CCN2)の芸術監督を務め、フランスに19ある国立振付センター(CCN)のトップにサーカス・アーティストとして初めてディレクターに就任。
徹底してマルチディシプリナリー(多角的なジャンルを融合させる)で、身体的かつ革新的な表現を追求するブルジョワは、世界各地でパフォーマンスやコラボレーション、ワークショップを手がけています。彼の作品は、周囲の環境が持つエネルギーや固有の特性を活かした、その土地ならではのサイト・スペシフィックな創作に基づいています。