Courtesy of Altro Mondo Creative Space.
リーロイ・ニュー 《エクトプラスチック・バレーテ》
各館プログラム
Information
10月31日(土)10:00~11月1日(日)22:00
六本木ヒルズ 66プラザ
無料
Detail
フィリピンで古くから神秘や伝承と結びつけられてきた樹木「バレーテ[明吉1.1][明吉1.2](Balete)」にインスピレーションを得たこのインスタレーショは、別名「ヴァンパイア」あるいは「絞め殺しのイチジク」とも呼ばれる、その独特な生態から着想を得ています。[MY2.1]バレーテ[明吉3.1][明吉3.2]は他の樹木に巻き付きながら成長していくのが特徴ですが、本作ではその性質を、生きた幹や枝に巻き付けられた廃棄プラスチックを用いて表現しています。
樹木に絡みつくプラスチックは、プラスチックゴミが自然界に浸透し、それを侵食し始めている現代社会の象徴でもあります。このインスタレーションは幻想的でありながらも、どこか不穏さを秘めた風景を作り出しています。造形としての美しさの陰には、人々の廃棄物によって自然がじわじわと窒息させられているという現実が暗示されています。
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Artist
リーロイ・ニュー
リーロイ・ニュー(1986年、ジェネラル・サントス生まれ)は、世界構築(ワールドビルディング)、神話創造、そして社会変革というコンセプトを軸に、大規模な没入型環境(インスタレーション)、衣装デザイン、共同パフォーマンス、映像作品など多岐にわたる領域で活動するマルチディシプリナリー・アーティストです。
天然素材やファウンド・オブジェ(見立ての芸術品)、そしてさまざまな廃棄物を活用し、独自の「思索的未来(スペキュラティブ・フューチャー)」の表現へと昇華させる彼の試みは、フィリピンの現代の暮らし、植民地化以前の神話、そして環境運動(エンバイロメンタリズム)と交差しています。
この探求は、やがて「Aliens of Manila(エイリアンズ・オブ・マニラ)」プロジェクトの誕生へとつながりました。これは現在も進行中のマルチプラットフォームによる共同シリーズであり、マニラの色彩豊かでありながら時に過酷なストリートや、さらにはその国境を越えた場所に佇む「エイリアン」の姿を記録し続けています。