Installation view from “Retirement Exhibition: Space, natural light, painting” at Tama Art University Hachioji Campus Art-Theque Gallery, Tokyo, Japan, 2025 Photo: ©︎Risaku Suzuki / Artwork: ©︎Rieko Hidaka Courtesy of Tomio Koyama Gallery
Information
10月31日(土) 11:00〜19:00
11月1日(日) 休廊
東京都港区六本木6-5-24 complex665 2F
03-6434-7225
Detail
日高理恵子は、一貫して樹を見上げて、樹と空と、自身との間にある測りしれない空間を見、感じ、描き、独自の絵画空間をつくりあげてきました。日高の作品制作にとって、「見ること」、そして「見れば見るほど測りしれない」という感覚は何より大切なものです。野外での制作では、顔と空が並行になるくらい首を曲げ、視点を連続的に動かしながら途方もない時間をかけて鉛筆でドローイングを描きます。そして日本画の岩絵具によるモノトーンの絵画としてスケールアップして制作します。
私たちは、樹を見上げた視点で描かれた日高作品を壁にかけられた状態で鑑賞することで、頭上の光景を水平に眺めるという不思議な感覚におそわれるでしょう。そして作品に描かれた無数の枝、葉、幹、花芽の存在感と共に、樹に包まれているような感覚、枝の先が空に向かってのびていく空間的・時間的な視野の広がりを感じるのです。
今までに国内外で数多くの展覧会に参加しており、主な個展に「日高理恵子展」(国立国際美術館、大阪、1998年)、「Rieko Hidaka」(アートカイトミュージアム、ドイツ、2003年)、「樹」(北の大地美術館、北海道、2004年)、「日高理恵子 空と樹と」(ヴァンジ彫刻庭園美術館、2017年)などがあり、作品は東京国立近代美術館、東京都現代美術館、国立国際美術館など多くの美術館に所蔵されています。
本展では、近作を中心に展示し、通底した世界観をもちつつも常に自身の表現を深めてきた日高の新たな挑戦をご覧いただけます。
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